病院で奉仕するシスターたち
 今日、わたしたちは、近代的で整えられた施設、姫路聖マリア病院、マリアヴィラ、長崎の聖フランシスコ病院(2019年10月1日長崎大司教区に移管)、東京のフランシスコヴィラを備えています。
 わたしたちは、様々な医療・介護サービスによって、病める人と、高齢の方々のニーズにお応えしたいと願っています。
ステンドグラス「癒しのイエス」(姫路本部聖堂)
「キリストの愛が、わたしたちを、人々の中でその方に仕えるよう駆り立てます。」
姫路城を背に立つ最初の宣教女たち
病院で奉仕する
シスターたち
 この言葉は、聖フランシスコと本会の創立者ベレンスマイヤー神父の精神のうちに生きることで、わたしたちに証しをしてくれた、アメリカ管区の最初の宣教女の信念でした。
 わたしたち日本人の姉妹は、この精神の維持に努めると同時に、それを「いつも主とともに」というモットーの下に続けてきました。

 第二次世界大戦の後、日本社会の苦難と発展の時期に、医療の分野でも、それに伴う多くの変化がありました。わたしたちの姉妹は、このような時期、自分たちの前に立ちはだかる難問に取り組みながら、病める人々の奉仕に取り組み、この人々が人間として愛され、大切な存在であることを示そうとして来ました。
 
姫路城を背にした最初の宣教女(1948年)
 日本では、キリスト教徒は総人口の1パーセントでしかありません。信仰を実践したり、秘蹟を受けることで、キリストの癒しの現存を感じ取ることのできる場所は限られているかもしれません。病人や高齢者が、霊的渇きを満たそうと望む時、わたしたちは心の安らぎを提供したいと思います。病める人、苦しむ人に希望をお与えになるキリストの愛と癒しを広めたいと願っています。
 わたしたちの施設で一緒に働こうとする人々と、わたしたちの信仰の生活と、わたしたちの聖堂の平和で霊的な雰囲気を共に分かち合いたいと思います。

 
 わたしたちは、会の創立時のカリスマに立ち戻って、人々の中で、癒しの奉仕を果たしたいと願っています。
ステンドグラス「癒しのイエス」
日本管区本部聖堂