私たちの修道会の名前に冠せられている“聖フランシスコ”について、少しご紹介致します。
フランシスコ・ベルナルドーネは、1182年イタリアのアシジという都市で裕福な商人の家に生まれました。恵まれた境遇で育ち、騎士になることを夢見ていました。知性と資質に恵まれた彼は、仲間の中でもリーダー的存在で楽しく暮らしていました。ある日、彼は町の外でハンセン病患者と出会いました。最初、彼はいつものように、このハンセン病患者を避けようとしました。しかし、彼はある衝動に動かされて、乗っていた馬から降りると、その患者を見つめながら近づき抱きかかえたのでした。
この時から、彼の生涯は一変しました。彼の価値観は変えられてしまったのです。彼は、家を出て、金銭や身分や経歴から自由になりました。イエス・キリストのメッセージのとりこになりました。彼は、自分の生涯を通してイエス・キリストに倣おうとしました。福音を真剣に受けとめ、それを生き抜きました。
彼は1226年に神に召されましたが、今日なお、彼は教会の中で修道会の中で、人々の心に生き続けています。
特に、『平和を求める祈り』は、彼の生き方そのものを表しているとされ、多くの人々に感銘を与えています。
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